NOAI ❸【ロシア語通訳マクシム】
NOAI ❸【ロシア語通訳マクシム】
鈴木元議員はアメリカワシントンDCである組織に会い自分が顧問を務める3社の機密情報を手に入れてロシア側の運び屋に渡す。
そうアンカレッジ経由でだ。
そこまでがロシア高官から請け負った契約だった。
鈴木元議員の仕事を受けたのはロシア語通訳の青年マクシムだ。
彼の祖父は旧ソ連時代モスクワのクレムリンで議会議事録を担当する仕事をしていた。
マクシムはソ連崩壊後父がカナダに留学後アメリカに移り住み母と出会いマクシムが生まれた訳だ。
大学はサンクトペテルブルグ大学に留学の経験を持つ。
今年ようやく30歳を迎える。
通訳としての仕事は駐日ロシア大使館のつてがあり鈴木元議員の通訳としては6年のキャリアを積むまでになった。
彼の交友関係は至ってバラエティーに富んだカテゴリーに分類される。
彼のフェイスブックには茶畑農家の中国人青年やイタリアのプロチダ島の漁師などなど、
彼とは全く肌の違う人間だ。
そんな中、今回マクシムの信用がおけるハッカー集団に仕事を依頼した。
アメリカが開発依頼をする新型対人兵器の情報を引き出すには3社の共有サーバーに侵入する事が必要だ。
ハッカー達にとっては簡単な仕事ではない。
顧問を務める鈴木元議員も手を貸さなければ成し遂げられない作戦だ。
その為に3ヶ月前から技術開発を担当する鈴木元議員の学生時代の後輩にあたるロン.ヨシダにハニートラップを仕掛けてあり現在進行中だヨシダの性格を知リつくしている鈴木元議員はその後ハニートラップも仕上がればサーバー侵入するコードを手に入れる事ができると踏んでいる。
つづく。。。
次のNOAI❹へ
http://www.mackey69esctcc.com/entry/2017/11/04/040844
【はじめから読む】❶へ
http://www.mackey69esctcc.com/entry/2017/10/31/134046
[http:// :title]